kankoroのブログ【お薬💊の話し】

お薬の話し💊【バカ薬剤師ブログ】

バイアグラは、まぐれ で開発された!?

これは、結構有名な話しだと思うので

知ってる方多いでしょうね。

はい! 「まぐれ 」で開発されました❗️

と言われてます。

              ⬇︎

バイアグラの主要成分であるクエン酸シルデナフィル研究開発がされていました。目的は狭心症の治療薬を開発するため。
しかし、幾度となく臨床試験や研究を繰り返すも狭心症の治療薬として効果的ではなく、このままの研究することはできないと臨床試験の中止を決定しました。
その際に参加していた被験者から余ったクエン酸シルデナフィル錠を回収しようとした時、被験者の多くがなかなか返そうとしませんでした。担当者が理由を問うと、服用することで勃起を促進する作用があったことが分かったのです❗️

----------------------------------------------------------------

最初は、狭心症のお薬💊として開発してたん

ですよねー。自分が研究してた訳では無いので

想像ですが『心臓はポンプみたいな物ですよね。心臓の筋肉が縮むのには、

交感神経からノルアドレナリンが分泌される→心臓の洞房結節(どうぼうけっせつ)に多くあるβ1(ベーターワン)受容体にくっつく→cAMP(サイクリックエーエムピー)が増える→心臓筋肉が縮む』

となっていて

『その増えたcAMPを分解する為に

ホスホジエステラーぜⅢという酵素たんぱく質)』があります。

 

結局何が言いたいかと言うと、ホスホジエステラーゼⅢを邪魔しちゃえば、cAMPが減りにくくなり心臓筋肉の収縮が強くなって沢山血液を

全身に届けられるようになるって事です。

それを狙ってたんじゃないかなぁー。

 

バイアグラは、『ホスホジエステラーゼV(ファイブ)を阻害する事が分かりました』

これが、さっき紹介した機序と似てるんです!

 

バイアグラは、cGMP(サイクリックジーエムピー)を分解しちゃうホスホジエステラーゼVという酵素たんぱく質)を邪魔するので

cGMPが減りにくくなる』

『cGMP(サイクリックジーエムピー)が減りにくくなれば→NO(一酸化窒素)を介して陰茎海綿体へ血液が沢山送られて効果を発揮する』

と考えられています。

—————————————————————

こんな事から、バイアグラ処方されたら

心臓の病気は持ってないですか?と

お医者さんから、聞かれると思います!

あと、他の人にあげたりしたら絶対にダメ

ですよ!あげた人が心臓の病気持ってるかも

しれないですから。

 

バイアグラは、空腹時に服用した方が効果

   があると言われてます。

※ 効果発揮するのに1時間前に飲むといいですね