kankoroのブログ【お薬💊の話し】

お薬の話し💊【バカ薬剤師ブログ】

💊の【脂溶性と水溶性と分子量】

今回は、とーっても応用が利く考え方を

書いてみようと思います!

 

お薬が、水に溶けやすいか、それとも水に

溶けにくいか気にした事ありますか?❓

 

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に溶けやすい物質を「水溶性

・水に溶けにくい物質を「脂溶性」(に溶けやすい、通常オクタノールという油)

 

と言います。

又、物質には「分子量」という単位の無い想像しにくいものがあります。うーん分かりやすいのは、

・「分子量」が大きい=その物質が大きい

                                  (デブ)

・「分子量」が小さい=その物質が小さい

                                  (チビ)

と考えて大丈夫!!

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さて、ここからです❗️

水と油は、交じり合わないですよね。

でも、

錠剤が効果を発揮するには、まずある程度

水に溶けないといけません。その後、細胞に

取り込まれないといけません。 

 

【取り込まれるまで水で溶けないといけない】

薬の成分が、どこの場所で吸収されるかは

様々ですが、まぁ一番多いのは腸です!

ここでは、薬💊が水に溶けてくれないと困る。

 

【細胞内に入るには油に溶けないといけない(例外ありますが)】

人の細胞は(腸の細胞も)、「脂質二重膜」

という油の膜(厳密にはちょっと違う)で

覆われているのです。

薬💊が人の細胞に入るには、油に溶けて細胞内に入ってくれないと困る。

 

なので、ある程度水溶性があり、脂溶性

高い薬が体に吸収されやすく効果を発揮する

しかも、分子量が小さい(チビ)方が細胞内

に入りやすい。という絶妙なバランスで作られてるんですねー

 

他にも、水溶性、脂溶性については色々と

あるので、書きたいと思います!